「自分軸」と「自分勝手」の唯一の違い

こんにちは フェルナンデスユウコです。

「自分軸で生きる」というのはよく聞くフレーズであり、私自身もよく使います。

でもこれの本当の意味、なんだと思いますか?

自分軸で生きるとは

自分軸で生きること。多くの人が「他人に振り回されることなく自分のやりたいことをやる」といった内容と解釈しています。

「他人」に左右されないという視点が重要視されています。

でも本当は違います。
他人に左右されていても
なんなら「他人軸」で動いていてもいいんです。

心底それが自分が心地よいなら。
心から自分がそれを求めているなら。

「自分軸で生きる」の本当の意味は「自分が心から心地よい方を選んで生きている」ということです。

乱暴な言い方をすれば、その時に他の人がどう思うと関係ありません。

なぜなら、あることに対してAさんは不快に思うかもしれないBさんは何も気にしないかもしれないってよくありますよね?

自分が誰かに「悪いことをしたな・・・」と気に病んで後から謝ると「え?なんの話?」と全然気にされてなかっ、、なんて経験ありませんか?

それくらい人の感じ方って異なるのです。

他の人の感じ方にまで全てを責任持つことはできません。

「自分軸」と「自分勝手」

でももちろん「自分軸」と「自分勝手」は異なります。

全てにおいて他の人がどう思うかを気にして生きることは無理ですが、だからと言って、自分勝手に、自己中に生きてもいいということではもちろんありません。

私自身、ずっと自分の本心に蓋をして「歌いたい」という気持ちを押し殺してきたので、その想いに気がつき認め、やりたいことをやるようになったことで人生が変わりました。

でも、その「自分軸」ということに捉われすぎていたり、「自分軸」がただの「自分勝手」としか見えない行いを見る機会も増えて違和感を覚え、今一度「自分軸」というあり方について考え続けたんですよね。

「自分軸」と「自分勝手」の違い

自分軸と自分勝手の違い、多くの人がブログなどに書いてるし、様々な考え方があります。どれもきっと間違いではないでしょう。

でも実はもっとシンプル。

そこに愛があるかないか。

それだけです。

自分の想いはもちろん自分を取り巻く全てのものに対する愛です。

愛情とは無限なる豊かさがあるもので、どっちかに愛を注げば片方は薄くなる・・・なんてケチくさいものじゃない。どちらにも注げるものです。

たとえばです。

自分のやりたいことをなんでもどんどんやる、そうすると大事な人が傷つくかもしれない。そう迷っていた時期がありました。

歌を再開したころだったので自分は海外とかにもレッスン受けに行きたいと思ってたし、独立を考えどんどん外に出て交友関係を広めたいと思っていました。

でもそれは(当時)常に私と一緒にいたがってるパートナーを傷つけることになるのではという心配があったんですよね。

しかしね。そう言ってやりたいことを躊躇するならそれは自分軸でやりたいものでもないし、大事な人を蔑ろにしてまで何かをやろうとするなら、その人はたいして大事でもないんです。

そのパートナーは今の夫です。今は彼もずっと変わって(信頼度が増したのもありますね)どんどん外に出てやりたいようにやればいいと言ってくれてますし、私も好きなようにしてます。

でも私が何か新しいことをする時、「もしかすると彼が嫌がるかも」と思うことは必ず彼に確認します。

そこで彼が顔を曇らすようなことああれば私はそのままそれを行動に移す気はありません。

本当にそれが自分軸で生きるためにやりたいことなら、工夫して彼が納得できるようにする方法を探します。

彼が私の人生の大きな喜びであり、今の私が笑顔でいられるよう最大の力を発揮してくれている人だから。夫ともに人生を豊かにすることが私にとって非常に大切なことなのです。そこには1ミリの迷いもありません。

自分軸は愛を持って工夫を重ねることともいえるのかもしれません。

・・・

これを「そんなのは他人軸」だという人もいるでしょう。

でも私はこれが心底心地よくいられることです。そして本当にやりたいことを見極めそれを愛し、夫も全力で愛し共に過ごせる工夫を重ねられています。

これこそが「自分軸」で生きるということだなと実感もしています。

ポリシーがなくても自分軸

親しい友人が先日、

「俺、人の意見に左右されるんだよね、いろんな人の話聞いてその時いいと思ったのを採用しちゃう。自分軸がないのかも〜でもそれが心地良くてさ。全然ポリシーないの!あはは!!」

少しの迷いを打ち明けながらもめちゃくちゃ明るく締めくくってこう言ってました。

私も、その場にいたもう一人の友人も、え、それでいいんじゃん、と。

ポリシーがない、上等です。それが本当に心地よいんだからね。

これは「自分軸」無い、のとはちがうよね。
「ポリシーがなく周りの意見を聞き入れる」という軸でいいじゃないか、と。

むしろ柳のようなしなやかさが魅力だと感じます、私は。

どうやって自分軸で生きられるのか

じゃあどうやって本当の「自分軸」を養えるのでしょうか。

・自分が心地よいことを大切にする
・そこに愛があるかだけを意識する

たったこれだけです。

ここでいう「愛」はいわゆるアガペー的な、無条件の愛です。

・利益や損得ではない
・メリットを考えない
・見返りを求めない

その時に自ずと湧き出てくる相手に対する愛情です。

その二つが本当の自分軸です。

いつもそんな自分軸で生きていようと思います。

実は身体からのアプローチでも自分の軸は整います。それはまたの機会に。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!