音楽仲間やパートナー、相手と心地よい関係を続かせるには

こんにちは。フェルナンデス由布子です。

今日は我がコーラスユニット、Sound Of Spirit(SOS)のリハでした。

今年で結成14年目になる私たち。

3人のアカペラユニットそのものが珍しいのですが、「女性3人ポッキリ」な上とても仲が良いので周りによく驚かれます。

確かに私たち、リハともなれば最初の1時間以上をおしゃべりに費やすほど色々話す近しい間柄。週一ペースでリハしていても。

それぞれ歩んできた音楽的な背景も好みのジャンルも好きな曲も、性格もタイプも服の好みも全く違います。かけ離れているというか見事に被っていない。

「女3人ともなると二人と一人になりやすいのにね」ともよく言われるし確かにありがちですが、そうなることもない。一度もない。

3人でやたら仲良しなんですよね。

かといってベタベタした付き合いでもなく、でも家族ぐるみでのお出かけもあり、非常に理想的な音楽仲間です。

歌やバンドなどの音楽活動をしていると、最も悩ましいのはどんな人と一緒に音楽をするか、またどんな人間関係を築けるかということではないでしょうか。

音楽的に自分のやりたいことと合致していないと楽しくない。

しかし、どんなにやりたいことがバシッと合っていても人間的に尊敬できないような人だとチームは組めない。

いくら素晴らしいお人柄でもあまりに音楽的なレベルが異なっていたり、経験や歩んできた背景が異なると、対等な関係は結べない・・・

ここにピターーーーーーッて合う人を見つけるって本当に難しいものだなあと思っています。

そこで今日のタイトルです。

音楽関係に限らずなのですが、どうやったら相手と心地よく良好な関係を継続させられるか、書いてみたいと思います。

私自身SOSがあったので他のバンド活動は早々にやめていたし(SOSも最初はアカペラではなくバンド活動をしてましたw)、ブラジル音楽関係は今も構築&保留なので一例に過ぎないかもしれませんがね。

それでも離婚率が6割越えという高さの国際結婚も7年目で、試行錯誤も喧嘩も重ねつつも、愛情をしっかり育んできています。そんな夫との関係性もこんな考え方が大きな手助けとなったので、まとめてみました。


まずは「こだわらないこと」

え?音楽にはこだわりが大事なんじゃあねえの?こだわりこそ自分の音楽性になるんじゃねえの??

うん、もちろんです。私たちも音に対するこだわりは強いです。コーラスの音の積みへのこだわりはそれぞれあるし、ピッチに関しても妥協しません。「この曲はこう聞かせたい」というところはお互いバンバンと意見もだしますし、それができるようにします。

でもそれ以外のところって本当にこだわりがない。

選曲にしろ、曲順にしろ、MCにしろ、衣装にしろ、ユニットのあり方にしろ、本当になんでもいい。こだわりがないのがこだわりw ダサくなければなんでもいい。

何事も「やってみなければわからない」という気持ちの方が強いのです。興味のなかったジャンルもあまり好きじゃなかった歌手も、何か面白いことがあるかもしれない、という好奇心と言ってもいいかもしれません。

OK!と言える範囲が広いのは付き合いをスムースにするコツ。

これは夫との付き合いの中で私がかなり気をつけたこと。多くのこだわりを自ら捨ててきました。

パートナーシップはこうあるべきとか、こうしたい、ってことは早々に手放しました。

国際恋愛から始まったのでね、パートナーシップの常識も何もないですから。

まっさらにしたほうが楽だな、と思って、知らずに身につけてたこだわりや当たり前を捨てたら、スムースになったこと、たくさんありました。

まあ、音楽的にはもう少しこだわりがある方がかっこいいし、だからこそ到達できる領域があるのも確か。でも私たちSOSはこれでいい。

その中でも私が一番こだわりがある方かな、音楽を生業にしているのが私だけなので、「そこはこうありたい」「仕事的にはこう見せたい」というのは時々あるので、それを聞いてもらうことはあります。

そして「違いを認めて面白がること」

昨日の記事も書いたけれど人は誰かと自分を比べることで自分を認識します。

でもそこに優劣を持ち込まない。ただの違いと認めることが大事です。

感情をなるべく持ち込まないことです。持ち込んだとしてもすぐ打ち消すこと。感情は選択し直しができますから。

世の中に当たり前はありません。自分の常識は他人の非常識。

そんなのありえない、って思うのではなくて「スッゲー違う!」と楽しむことも一つのコツです。

それでもどうしても違いと認識するだけでは済まず、ネガティブな感情が渦巻いてしまうなら?お互いのこだわりがぶつかってしまうなら?

そうしたら「尊敬できるところを探す」のです。

一緒に音楽をしようとするくらいですから、どんな関係性であれひとつやふたつ尊敬することはあるはずです。もしそこを探せないんだったら選んだ自分が悪いと思った方が良いかもですw

これ、もちろんパートナーシップも同じですね。

またもし、自分に持っていないものをもつ相手に妬みや嫉妬を感じてうまく違いを認められないなら、それこそが尊敬すべきことだと知ってください。

自分にないものを努力や工夫で手に入れたのかもしれません、もともとある才能もきっと活動の中で磨いてきたものだろう、そうやって思考の転換を図ってみること、すごく大事です。

私の持っていない才能や魅力をユニットメンバー二人はたっぷり持っています。

が、私は二人にはなれない、私は私。そして二人も私にはなれない。私は私の良さがある。そこを見つけるのみです。きっと。

音楽仲間でも友人でもパートナーシップでも、お互いが尊敬しあえる間柄であるほど長続きすることがあるのですよね。

これら三つのポイントに共通するのは、「視点が広い」こと。

一つのことに集中しすぎずこだわりすぎず、大きなか広い視点を持って物事や相手を見ていることです。

上手く思考を転換できないときや、またイザコザやトラブルの渦中にいる時は、その人自身や自分との関係、付き合いの歴史や今の相手を作ったであろう過去など、細かいことから離れ少し広い視点をぜひ持ってみてください。

心地よい場所をぜひ見つけてくださいね。

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