こんにちは。フェルナンデスユウコです。
去年の6月に18年ぶりに参加したMDストークスのゴスペルワークショップ。
またこの1月に開催されて3日間参加してきました。
今回ストークスが一つのプロジェクトの話をしていました。
One song can change the world
というもの。
前回のワークショップの時も、ストークスはどうやって世界を変えるのかってずっと話してくれていた。
前回のブログ記事はこちら。
そのプロジェクトは、聖書に出てくる音楽家の部族だというレピ人(Levite)の名で呼ばれて、今回はそのTシャツを着てもいました。
「たった一曲、心を一つにして歌うだけで世界を変えることができる」
というプロジェクトを広めていきたいそう。
私自身、自分のコーラスユニットやソロ活動を通して、歌を歌うことによりその場の空気が一つになり、その一瞬全くちがう世界にいるような感覚に陥るような経験を何度もしています。
この時何が起こっているのかといえば、まず、自分の内側の世界が変わります。
自分の内側が変わる時、外に見える景色が変わるのです。
一個人では何もできなさそうな世界の争いごとや貧困も、自分の内側を探り何がしたいのかに気がつき行動に移せば、今とは違うアクションが起こせる事を知り違う世界が見える。
自分にキツくあたる上司や友人の言葉を変えたいと思うより、自分側の捉え方を変えることで自分を取り巻く世界は変わる。
初めて会う人たちであってもその境遇や状況を内なる自分が想像していくと、知らなかった世界が見える。
そんな、小さいかもしれないけれど自分の内側の変化が世界を変えることの第一歩だと実感しています。
ストークスも実際に
世界を変えるときは誰かを変えるのではない
自分の内側を変えるんだ
こんなような事を言っていました。
自分の内側を見つめること。これは実は結構怖い事でもあります。
自分では気づかないようにしていた願望や切なる想いがさらけだしちゃうこともあるのです。
私はそうやって一度逃げていた音楽活動に改めて向き合ってきました。
怖くて不安でいっぱいでしたけれど、蓋を開けたら素晴らしい世界が待っていたんです。
そして、自分の内側に蓋をしていると、世界は変えられないどころか、思う通りに歌う事さえできません。
ある曲を歌っているときにストークスはこう言いました。
私はこの曲を歌う時に神を見る。
クリスチャンでは無い日本人の君たちが何をみるか、自分の心を見るんだ。深い内側を見るんだ。
と。
魂を込めて歌いたければやはり自分の内側に目を向けざるを得ないのです。
そうやって出てくる歌は
音楽的にいうならば、
「ゆるやかに入ってだんだんクレッシェンドにして強く伸び広がる声」
みたいなものが
「魂の奥底からすこしずつ、でも我慢できなくて外に飛び出してきた心の叫び」
のようになるわけです。
(心の叫びが無秩序にならないようにボイトレで鍛えていく必要があると思ってる)
面と向かって見るには勇気がいるものも、共に歌うことでそこにかすかにでも触れられる。
そしてその喜びに、皆涙を流してるような気がします。
自分の内側に素直になり、自分を喜ばせること。
そんな気持ちで歌うことはシャンパンタワーのように幸せの連鎖を起こします。
そうやってずっと歌っていきたいな、と思います。
私たちも着たよ