本音に沿った生き方ができるようになった「自分チューニング」

人と比べて生きてきた三十数年間

私の長年の癖は、自分と自分以外の人を比べることでした。

どんなふうに比べていたかといえば、

「私なんてなんもできてない。。」と自分を卑下して見たと思えば、「あれくらい私だって」と、自分が正当に評価されてないのではと周りを恨んでみたり、何もしていない自分を棚にあげて相手の立場を妬んだり。

こう書くとなかなかにひねくれているのですが、最も自分を貶めていたなと思うことは

できる誰かを見ては「あの人と私は違うから」と線引きをして自分を諦めていたことです。

なぜならこれは未来の自分までも否定しているから。自分の可能性が1ミリも感じられないからです。

これって10代や20代の頃の話じゃありません。10年少し前の30半ば近くまで、堂々とこうやって生きていました、私。

それがどこで大きく方向転換ができたのか、というと、きっかけは大人になってから患った成人喘息が全く治らなかったことでした。

歌手なのに治らなかった成人喘息

この辺りはボイトレ教室のプロフィールにも詳しく書いてあるんですが、30歳の時に症状が出始めた喘息。

明確な診断が降りるのにも時間がかかったし、全く薬が効かず・・そのためなんとか食べられていた音楽の仕事も全てストップしキャリアを断念、外資系企業の正社員にし「なんだか人生は上手くいかないよな」と嘆いておりました。

でももう一度音楽活動はしたかったし、四六時中喘息の発作で苦しいのが辛くて、ネットでも情報を探しまくっていたある時、石川県に住む喘息の専門医の先生の記事を見つけました。

その先生の記事には「疾病利得」という今まで聞いたことのない言葉が書いてあったのです。

その言葉は「病気をしているからこそ得られるメリットがありそのメリットのために症状が出続ける」ということ。

頭をブロックでガンっと殴られた衝撃がありました。

喘息だから比較や評価に苦しんだ音楽業や歌の仕事を離れられるし、喘息だから歌のキャリアも頑張らなくていいし、上手く歌えなくていいし、休んでもいいし・・・そう思っていた自分に心当たりがありすぎました。

ちなみにその喘息の先生の記事はまだあったのでここに貼っておきます。

それ以来「私のこの喘息は薬ではなおらないのかも」と病院巡りをやめて、心理学や潜在意識、自己啓発、そして少しスピリチュアルの要素といった思考や心のことを学び始めたんです。

そして「やっぱり私は歌いたいんだ!!!」と自分の本心を認めて大好きな歌とボイトレを再開。会社員を辞めて専業として飛び出していったのが2016年頃。

これが私自身に大きな変化をもたらすことになりました。

楽に生きるためにやってきたこと

本音を押し殺して自分と他人を比べてばかりいた私が大きな気づきを得ただけでもうけもん!と最初は思いましたよ、でも黙っていたらやっぱりどんどん元々いた方に引っ張られます。

元々いた安心領域から出ない方が楽だし怖くないものね。

もう絶対あんな道を歩みたくなかったし、やっぱり歌をやりたい、そしてもっと楽にいきたいしやりたいこともどんどんやりたい!

過去には戻りたくないという焦燥感で毎日漁るように本やネットを貪り読んでいたし、「これでもっと楽に生きられる!」と輝く未来になんだか胸が軽くなって全てに感謝したくなったりしていました。

Mind & Spirit

その中で私がやってきたことは5つあります。

まずメインでやってきていたことはマインドやスピリットに関すること。

①思考の癖に気がつき考え方をシフト
②アファーメーションで潜在意識に働きかけ
③スピリチュアルな生き方の実践⇨エネルギーワーク

喘息という身体的な苦しみからも、自分の本音と正面から向き合うのを避けて逃げてばかりの現実も、思考の癖や意識を変えていくと変わっていくだろうと半ば確信してました。

ものすごいインプットをしましたし、①から②のようなワークをひとり何度も進め、日々の生活に取り入れていました。

2021年終わりからはアドラー心理学も学びカウンセラーの資格もとっております。

③に関しては特に2018年に次兄がたった3ヶ月の闘病で亡くなってしまったのを機に加速しました。見えない世界とつながった不思議な体験も後押しし、①や②でやっていた自分の内面への働きかけは、実はスピリチュアルなアプローチの方が早いのではと気がついたのです。

そこでヒーリングなどのエネルギーワークも学び始めました。2023年の秋に不思議なご縁からこちらはさらに加速しました。次のセッションメニューに入れる予定です。

2023年の不思議なご縁から起こった私の大改革第二弾はこちらに詳しく書きました。今まさに現在進行形で起こっています。

Body , Breath , and Voice

会社を辞める少し前にゴリゴリのボイトレも再開しました。

④呼吸と身体を重視したボイストレーニング

発声は唯一の自律神経である呼吸が動力となる。そのクオリティとエネルギーが声の力を生み出します。

最初はボディチューニングや心を整える要素など全く考えていなかったけれど、本気のボイトレはマインドフルネスだと気がついてからは自分の心身を落ち着かせる役割も担いました。

マインドの変化が声の変化も後押ししたのですよね。

私の歌声が「ただなんとなくうまい」から「説得力があるもの」に変化を遂げ、その歌声を聞いた人の中から「フェルナンデスユウコのレッスンを受けたい」という人がちらほら増え始め、ボイストレーニングの学びも本格的にスタートしました。

パートナーシップ

自分の内側の大きな気づきがあったのと、今の夫と出会ったのはほぼ同時期です。

自分が変わったから夫を引き寄せたのか、夫がいたから自分が変わったのかは、正直わからないです。

おそらく、自らの気づきがあってその上で夫がそれを加速させてくれたのではないかと思っています。

私のことを本当に大切に宝物のように扱ってくれたし、何かといえば「ゆうこすごいよ!」と自信を与えてくれたし。

自尊心と自己否定のバランスがぐちゃぐちゃで「できる人は違う」と思っていた私にとってものすごく大きな存在でした。

彼に会うまでのパートナーシップはほんっとうにひどくて(笑)、自ら関係を叩き壊すようなことを平気で言い放っていたのです。

でも絶対的な愛をくれた彼のおかげで、信頼の中で自分の伝えたいことを言えるようになりました。

だからこそ

・人は違う
・違いを楽しむ
・誰かをコントロールすることはできない。

を身を持って実践してこれたんですよね。

こう書くと当たり前のようなことだけれど,ずっと無意識にその反対を行っていました。

人のことは思い通りにならないのにね。

⑤パートナーシップ

とは、違う人生を歩む最も近い他人から得られる知恵が詰まっています。この知恵がまた一つ私を成長してくれたように思います。

バラバラだった自分の全てをチューニング

30年以上も、頭も心も身体も、てんでバラバラだった私ですが、この5つのアプローチで自分をチューニングして今があります。

一つ一つはほんの小さな意識の持ち方、考え方の学びと実践、工夫です。きっと誰でもできることと思います。

「私とあの(できる)人は違う」と思っていた私ができるようになってきたのだから間違いないと言っていいです。

でもこのような小さなことも行動に移す人が少なくなっているような気がしてなりません。

歳を重ねて諦める気持ちが増えてきてるというのもあるかもしれないし、コロナ禍がより加速させたかもと感じています。

やりたかったはずのことも、変わりたかったはずの自分も、地層の奥深くに入っちゃって気が付かなくなっているかのようです。

私はそんなみなさまの背中を押します!

この5つのアプローチの中でどうチューニングをしていったかということ。どうやって自分の本音に気づき認め、何を選んだかということ。どのように自分の可能性に光を当て自分自身を諦めずに過ごして楽に思い通りに歌って生きているかということ。

を皆様に話していきます。

歌手としてボイストレーナーとして、1人の人間として日々の生活の中でどう活かして行っているかということも、シェアしますね。

Podcastにてご紹介していきますので楽しみにしていてくださいね!

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